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高千穂神社にほど近い工房では、早朝から甘い香りが漂う。開店時間の朝８時に合わせ、名物「おひさまチーズまんじゅう」がオーブンで焼きあがる。
　チーズまんじゅうは、宮崎県の銘菓の一つ。県内では多くの業者が製造・販売している。チーズ餡をまんじゅうの生地に包む基本は変わらないが、素材と味にこだわった独自性で、近年、注目度が高まっている。
　厳選した九州産の小麦後、バター、卵を使い、スタッフが一つひとつ手でこねて焼き上げる。焼きたてだと、外はサクッと、中はクリームチーズがトロっととけて舌を喜ばせる。ゴラゴンゾーラとブラックペッパーを使った「大人のチーズまんじゅう」のほか、あんこ入り、釜炒り茶入り、黒糖入り、イチゴ入りと、バリエーションも豊富だ。レモンケーキやクッキーもある。
　もちろん、お土産にもいい。でも、朝の贅沢を味わうのが一番のおすすめ。
　オーナーの田尻哲朗さんも「ぜひ焼き立てを食べてほしい。高千穂神社に参拝したついでに立ち寄って」と話している。製造数には限りがあるので、朝が苦手な人は予約しておけば確実だ。